喫茶店
僕はとても喫茶店が好きです。
もちろんコーヒーが好きだからという理由もありますが、それ以上にあの喫茶店独特の雰囲気が好きなのです。
正直なところ、喫茶店のコーヒーが飲めれば、中身が実は缶コーヒーだったとしても「やっぱり喫茶店のコーヒーは一味違うよね」と言ってしまうほど、コーヒーの味は僕にとって二の次なのです。
くすんだガラスの照明器から放たれる温かい灯り、煙草の煙で少しもやがかかっている店内、歌詞のない落ち着いた音楽、そして店内に漂うコーヒーの香り。なんとロマンに満ち溢れた空間なのでしょうか。
あの空間に身を置くだけで、たとえ何もしていなくても、普段とは違う特別で贅沢な時間が僕の周りを流れていくような心持になります。
そもそも喫茶店ってお店に入る瞬間から素敵ですよね。
お店に入るときに「カランカラン」って音がするじゃないですか。
あれはきっと喫茶店にいる僕と、日常にいる僕を隔てる音だと思うんですよ。
あの音で僕は喫茶店の非日常へ誘われ、あの音で再び日常に帰っていくんですよ、きっと。
これだけ喫茶店の魅力に触れてあなたは言うまでもなく喫茶店に行きたくなったに違いありません。
僕も行きたくなってきました。(笑)
次回は僕が足を運ぶ延岡の喫茶店について紹介をしたいと思います。