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雑報延岡

地元の宮崎県延岡市のことを中心に書いていきます。たまに違うことも書きます。

もしも新幹線が宮崎に来たら…

今回は福岡、大分、宮崎、鹿児島を結ぶ「東九州新幹線」がつながった場合のメリット、デメリットまた開通までの課題について書いていこうと思います。

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メリット

移動時間短縮、経済効果、利用者増加、この3つが大きなポイントです

北九州ー大分間は31分(52分短縮)、北九州ー宮崎間は1時間31分(3時間13分短縮)でつながります。

また東九州新幹線が開通すれば、福岡、大分、宮崎、鹿児島、熊本が円を描くように結ばれ、まさに九州が一つになります。その経済効果は九州全体で6.2兆円にもなり、整備費にかかるとされている2.7兆円を大きく上回っています。

利用客の増加も見込まれています。宮崎駅の現在の1日あたりの利用者数は4700人程度ですが、東九州新幹線の開通に伴って、7000~10000人の新規利用者が期待されます。このうち6割は在来線から新幹線への転入となるそうです。

デメリット

デメリットは正直言ってありません。しいて言うならば、どこの駅に停まるのかという「停車駅論争」が県内で勃発し、我々宮崎県民の絆に影響を及ぼしかねないということです。もちろん僕は県民の絆を信じていますが。整備計画表を見てみると、日向灘側に沿線が通っているので、延岡や日向辺りが停車駅になるのかなーという感じですね。

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課題

課題は正直たくさんあります。目の前に堂々と立ちはだかる壁の如しです。もっとも考慮すべきは金銭面です。先ほど、整備費が2.7兆円、九州全体での経済効果が6.2兆円になると書きましたが、整備費以外にもかかるお金があります。それは自治体や民間の在来線の運営費用です。どういうことかいいますと、東九州新幹線が開通した場合、JRは在来線の運営を第三者に任せることになります。在来線と新幹線の両方をJRだけで運営するのは経済的にも、労働量的にも限界があるからです。そこで沿線沿いの自治体、民間に在来線運営が回されるのです。もちろんJRや国からの補助金はありますが、新幹線ができると利用客が減ってしまう在来線の運営を2つ返事で引き受けるわけにはいきません。

お金の話はまだ続きます。整備費の2.7兆円のうち、宮崎県の負担は1兆円とされています。国からの援助があるので実際負担するのは3000億円強。100億円の負担が30年続きます。さらに新幹線事業の社会的、経済的貢献がかかった費用に対して黒字になるまでには50年かかります。当面の間は負債を抱えたままの営業になるわけです。今現在宮崎にそのような財源はありません。この問題が非常に厳しいところです。

まとめ

新幹線推進派と問題視する派の意見を調べましたが、東九州新幹線がまだ現実的な段階に到達していないと僕は感じました。でも新幹線事業って気が遠くなるような年月とお金をかけて進められるものなんです。鹿児島新幹線だって50年近くかけて黒字にしていくんですって。そう考えると、私たちがやるべきことは目の前の課題を一つ一つクリアしていくことだと思うんです。まずはもっと県内で議論を活発にさせなければなりません。その次に財源をどうやって確保していくか。それができたら国に計画書を提出。千里の道も一歩からって言いますよね。僕たちが初めの第一歩なんです。

また新幹線計画については書いていきたいと思います。解決策を提案できたらいいなと思っています。

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参考資料、参考サイト

 http://www.pref.miyazaki.lg.jp/sogokotsu/shakaikiban/kotsu/documents/22272_20160421221238-1.pdf (東九州新幹線 調査結果)

幻の「大分・宮崎新幹線計画」が復活か 果たして実現可能性は? | THE PAGE(ザ・ページ)

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