雑報延岡

地元の宮崎県延岡市のことを中心に書いていきます。たまに違うことも書きます。

延岡三大祭

僕は延岡市の中央通というところで育ちました。中央通は市役所や繁華街から近いため、一番賑やかな場所ということになります。大阪でいう難波、東京でいう渋谷ですかね。延岡全市民から羨望のまなざしを向けられる中央通で育った僕はいわゆる「シティボーイ」というわけです。賑やかな場所というだけあって、まちのお祭りはこの中央通で開催されます。今回は延岡が盛り上がる3つのお祭りについて簡単に紹介したいと思います。

 1.今山大師祭(いまやまたいしまつり)

1839年(天保10年)、延岡では疫病が猛威をふるっていました。困った人々を見たお坊さんたちが、弘法大師の本尊がある高野山金剛峰寺(和歌山)に出向いて疫病の終息をお願いして、延岡に弘法大師像を建てたことが、このお祭りの由来とされています。この大師像は日本各地に建てられているそうですが、延岡のものは高さが17メートルもあり、日本で一番大きい大師像として知られています。そのため、県の内外からたくさんの方が大法要に参拝されるそうです。延岡では「お大師さん」の愛称で親しまれています。この弘法大師は歴史の授業でおなじみ真言宗の開祖「空海」ってことを皆さんはご存知でしたか? とっても偉い方にゆかりのあるお祭りなんですよ。来年は4/15(金)~17(日)がお祭り開催日です。

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                  (お大師さん)                        (仮装パレードの様子)

 2.ばんば祭り

僕が一番好きな延岡のお祭りです。毎年7月の終わり開催されるお祭りです。このお祭りに関しては由来を説明するより、いかに僕がこのお祭りを好きなのかを語らせていただきます。まず何が良いのかって「ばんば踊り」ですよ。延岡生まれでこの踊りを踊れない者はまずいないといっていいでしょう。僕が小学生の頃は運動会でお昼休憩に入る前にこの踊りを踊ったものです。簡単に言うと盆踊りのようなものなんですが、ばんば踊りの音楽がかかると今でも体が勝手に動き出しますね。たくさん屋台が出て、歩行者天国になった中央通でみんなが踊るだけのお祭りなんですけど、大好きです。あの雰囲気をぜひ皆さんにも味わっていただきたいです。ここにばんば踊りの音楽を載せておきますね。もし、延岡出身の人が周りにいたら、「やっとせ~やっとせ」と振ってみください。必ず「はいはい!」と返ってきますよ。

       

 3.のぼりざるフェスタ

このお祭りは他の2つのお祭りとちょっと違った雰囲気のお祭りです。地元の物産を紹介するというのがお祭りの趣旨なので、地元の方が多く出店しています。地鶏、チキン南蛮、鮎のつかみ取り、おいしい野菜、魚介類など、延岡の美味しいものを楽しみたいならこのお祭りで決まりです。また地元の方が深く関わっているので、延岡の人がどんな人なのか感じることができるのもこのお祭りの魅力です。食欲が増し始める10月の下旬に開催されます。

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        (のぼりざるフェスタの様子)                 (マスコットキャラクター のぼる君)

 

今回は延岡の3つのお祭りを紹介しました。僕も高校を卒業するまでは、シティボーイとして全てのお祭りで皆勤賞でした。どのお祭りも延岡の良さを味わえるものです。もし延岡に来る予定の方がいれば、お祭りの時期を狙って来てみてはいかがでしょうか。