これが新しい延岡駅
総予算約13億円が計上されている「延岡駅複合施設計画」とはいったいどのようなものなんでしょうか。僕なりに調べて気になったことを挙げていきたいと思います。
⒈市民の憩いの場
やはり一番大きな期待が寄せられる部分はこの点にあると思います。今までは電車を利用する以外には延岡駅を使うことはありませんでした。そんな延岡駅にたくさんの市民が集まるように色々なことが考えられています。たとえば読書スペースとカフェの併設です。1時間に数本しか電車の止まらない延岡駅ですが、本とコーヒーがあるなら、少しだけ早く駅に行ってみようという気持ちになりますよね。そのほかにも、地元の物産品を展示したり、市民イベントのお知らせコーナーが作られるそうです。「ジャスコ以外にも延岡には遊ぶ場所あるんだぞ」って胸を張って言えますね。
2.中心市街地の活性化
延岡の中心地ってわかりにくいですよね。中心地はやっぱり駅周辺なんですけど、駅の周りって何にもないですよね。賑わってない中心地は中心地じゃありません。今までの延岡駅はその周辺を中心地たらしめる役割を果たせていなかったんですね。新しい駅にはまちの中心部およびその周辺への集客が期待されています。個人的には駅周辺に飲み屋さんがもっと増えてほしいですね。電車から降りたときに賑わっている延岡駅って想像したらワクワクしません?
3.studio-L
「studio-L」というまちづくりをお手伝いする会社がこの延岡駅再整備計画を引っ張ってくれています。今までの方法と大きく違うのは、行政が独断で大きなお金を出してどーんと駅を建て直すのではなくて、市民の声から集まった要望を聞いて駅の建て直しに生かそうという点です。その分実用的だったり、無駄なものが減らされたりと、庶民感覚が反映されているのではないでしょうか。また新延岡駅のデザイナーには民間から建築家の「乾久美子」さんを起用しています。とってもおしゃれでかっこいい作品を数多く手掛けている方です。人がたくさん来て、お金がまわる駅に生まれ変わってほしいですね。
延岡駅複合施設計画について、とても個人的かつ希望的に書いてきました。なかなかこんなに上手くいかないんじゃないって意見もあると思いますが、気の持ちようって大事ですよね。「みんなでうまくやっていこう」そんな気持ちもきっと大切です。新延岡駅の最後に行きつくところが「特に用事ないけど駅行こうよ」っていうことじゃないかと僕は思います。「駅に行ったらいろんなお店あるし、その周りにも買い物したり、時間をつぶせるところあるよね」っていうようになると延岡の中心はもっともっと活気が出てくると思います。駅の道すがら、商店街でみつけたご飯屋さんに寄ってみる、お肉屋さんで夕食のお肉を買って帰る、これが新延岡駅の本当の役割なんじゃないでしょうか。