雑報延岡

地元の宮崎県延岡市のことを中心に書いていきます。たまに違うことも書きます。

方言

地元から遠く離れた場所で暮らしていながらも、地元での話し方を使い続けている人ってどれくらいいるんでしょうね。案外少数派なのではないでしょうか。周りの友人を見てみると、地元の人間と合う時の話し方と、普段の話し方を使い分けている人がいるみたいです。とても器用だなと感じます。頭が柔らかいんでしょうかね。僕は、気が付くと右上がりイントネーションになっています。例外的なのは関西の方です。たとえ火の中水の中彼らは関西弁を話します。これはですね、関西弁が第二標準語としての地位を確立しているからだと思うんですよね。人口の多さ、テレビでの露出の多さなどあってそれほど耳に新しくないんですよね。あと、関西の方は関西弁に誇りをもってしゃべっているようにも感じます。もちろん、他にもいろいろな理由があると思いますが。

このことを踏まえるとですね、僕がなまっているのは「延岡弁を世に広めよ」という不思議な力が働きかけているからじゃないかと思うんですよね。それではここで第三の標準語を狙っている延岡弁を聞いていただきます。僕の好きな延岡弁です。

 

いかかだったでしょうか。この分かり易さ、聞き取り易さ。世に出てこないのが不可解でなりません。全くもって必要ないかとは思いますが、一応、念のために要約を。マイクを持っているおじいさんがある集まりで延岡弁の小話を披露しています。話は、橋の上で久しぶりに会った男女のご老人二人の会話から始まります。お互いの身内や知り合いのことについて面白おかしく会話が進んでいきます。個人的には、ガニマタ歩きの知り合いのヤンキー息子を「牛の糞を蹴るように歩くゴクドレ」といっているところがたまりませんね。(2:20~2:45 辺り)延岡に帰ってばあちゃんと会いたくなりました。

 

進学や、お仕事で県外で忙しい生活を送っていると、地元のことを忘れてしまいそうになりますよね。たまには懐かしい地元の言葉を聞いて、リラックスしてみてください。

 

 

 

 

延岡来てね

大阪に住んでいると新しく出会う方の多くが関西出身ということになります。自己紹介をして延岡出身であるということをお伝えすると、「知ってるよ」という人はあまり多くありません。それ以前に、宮崎県の時点でつまずくこともあります。「ああ、あの東北のほうね」という具合に宮城県と宮崎県を混同している方も少なからずいるのです。交通の便が良くないので、本州の方からすると訪れる機会が少ないのは確かですけど…。

 f:id:s132396:20161020174642j:plain     f:id:s132396:20161020174637p:plain

しかしですね、そんな宮崎県延岡市は誰しもが耳にしたことのある企業「旭化成」の生誕の地なのです。延岡の主な産業は製造業です。その多くには何らかの形で旭化成が関わっています。延岡の産業の中心を担ってくれている企業ですが、裏を返すと、この企業の衰退は延岡の衰退につながっている、ということになってしまいます。戦後の日本は、重化学工業を中心に発展してきました。延岡というまちは、工業発展の波に乗った旭化成を中心につくられた「企業城下町」なのです。しかし、日本の工業成長のピークが過ぎてしまった今日、延岡はゆっくりと衰退の一途をたどっています。

高校卒業後の県外転出者の数は、Uターンで地元に帰ってくる人の数を上回っています。また、稼ぎ頭の30~49歳の県外転出も延岡衰退の原因の一つとなっています。このペースで県外転出が続けば、延岡を含む県北の人口はこれから10年間で約3万人減少するという予想がされています。実際、平日の延岡の繁華街では、閑古鳥が鳴いています。

 

f:id:s132396:20161020175932j:plain

 

みんなが帰りたい、働きたい、住みたい、行ってみたい、と思えるようなまちを目指していかないといけませんね。とても難しい問題ですが…。この話題については折に触れて書いていきたいと思います。

こんにちは。

 

こんにちは。

大阪の大学に通う四回生です。今日からブログをはじめます。よろしくお願いします。

内容は主に故郷の宮崎県延岡市のことになると思いますが、その他にも趣味や学生生活のことにも触れていくつもりです

 

簡単な自己紹介をさせていただきます。

現在二十二歳、卒業後は一年間フリーターになる予定の男です。

趣味は自転車に乗って遠くに出掛けることです。他には懐かしいゲーム音楽を聴くことが好きです。あとは映画もボチボチ観ています。

あとは地元である宮崎県延岡市をこよなく愛しています。

 

延岡市のことを簡単に説明します。人口は約13万人。面積が広く九州の中では2位らしいです。2つの一級河川、五ケ瀬川(ごかせがわ)と大瀬川(おおせがわ)に挟まれた水源豊かなまちです。

有名なものといえばチキン南蛮と地鶏です。非常にお酒と合う食べ物ですね。今や全国区の食べ物となったチキン南蛮ですが、発祥の地は延岡だといわれています。これは全国各地の宮崎県民の方に納得してもらえると思いますが、県外、特に九州以外で食べるチキン南蛮チキン南蛮ではないということです。彼らは鶏のから揚げにタルタルソースをかければチキン南蛮になると思っているんですね。甘酢にひたすという重大な過程を踏んでいないことが多いです。チキン南蛮を扱う者として、そこはキチンとしてほしいですよね。県外へ出て行かれた方はこの料理を食べるたびに何度も友人に力説したはずです。

 

延岡市の紹介のはずだったのですが、チキン南蛮の紹介になってしまいました。しかしですね、地元の話がいつの間にかチキン南蛮の話にすり替わってしまうほど、延岡自体が話題性、アピール性に欠けるまちなのです。地元大好き人間の僕でさえ、このことばかりは認めざるを得ない事実なのです。

次回はこのことについて僕の思うことを書かせていただきます。